「セルフブランディング」はこれから益々重要になっていく

組織で仕事をしている人も、自分でビジネスを展開している人も「セルフブランディング」がこれから益々重要になっていくのは間違えないと言えます。

その理由は、何を売るかよりも「誰が売るか」の方が圧倒的に重要になっていくからです。

出来る営業担当者は「商品」ではなく、「自分」を売り込んでいます。いや、売り込むというより、セルフブランディングによって顧客との信頼関係を短期間に作り上げ、そこから強引な営業をかけることなく、販売実績につなげていけるのです。

実績の上がらない営業担当者ほど、商品を売ることばかりにエネルギーを割き、強引な営業で顧客にネガティブな印象を与えてしまいます。営業成績が上がらないと、さらに商品の販売に目がいってしまい、ネガティブスパイラルに陥ってしまうのです。

では、セルフブランディングを確立するにはどうしたら良いか?

数年前にも書いたことですが、プラットフォーム、コンテンツ、キャラクターの3つの戦略を立てることが重要だと考えます。

プラットフォームとは、情報を発信する土台です。ブログやフェイスブックなどのSNS。あるいは、紙媒体かもしれません。見てもらって認知度がある程度まで高まらなければブランディングのやりようが無いからです。

2つ目はコンテンツです。他には提供されていない差別化されたコンテンツが提供できれば、ブランド価値が高まります。ただし、対価を支払う価値があると認知されるようなコンテンツでなければ、中長期的には淘汰されていきます。

そして、3つ目がキャラクターです。ストーリーと言い換えても良いかもしれません。同じコンテンツのレベルであっても、個性を際立たせる見せ方によって印象は随分変わります。

1つ1つについて自分のアプローチを丁寧に考えていき、それを組み合わせることでセルフブランディングに成功することができます。

今月24日に開講する丸の内朝大学マネーコミュニケーションクラス2018夏では、資産運用ではなくこのセルフブランディングにフォーカスします。早川周作さん、鳥居祐一さん、信長さんというメディアでお馴染みのセルフブランディングの達人3名をゲストに招き、東北でのフィールドワークの実習を通じて、自分にとっても具体的なセルフブランディングの方法が学べるように工夫しました。

お金に稼いでもらうことと合わせ、自分で稼ぐ方法についてもマネーコミュニケーションクラスでマスターしてください。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年8月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。