今は、石破さんを叩く方が官邸や安倍総理に取り入る早道のようだが、石破さんを叩いても自民党にとってはいいことは一つもない。
二階さんは、そのあたりのことがよく分かっておられるようで、総裁選が終わればノーサイドだ、という趣旨のことを頻りにアピールされている。麻生さんにはそういう感性がないようで、なんだか石破さんを目の敵のようにされている。
まあ、コップの中の嵐に過ぎないと言えば、それだけのものだが、総裁選が実際に行われてみるとそれなりに人間模様が現れてくるから面白いものだ。
小泉進次郎氏は、投票まで投票先を明らかにしないという方針を取ったのだろう。
私は、それはそれでいいのではないかと思っているのだが、橋下徹氏はこれで小泉進次郎氏に失望してしまったようだ。
私が失望を表明したからといって何の影響もないが、橋下氏が、失望した、失望したと何度も繰り返せば、さすがの小泉進次郎氏でもそれなりに印象は悪くなる。
小泉進次郎氏としては、何らかの対策を講じられた方がいいだろう。
橋下氏の口を封じることは出来ないだろうが、橋下氏とそれなりにコミュニケーションを取られた方がいい。
総裁選後の世論形成に、橋下徹・小泉進次郎の二人の言動は結構大きな影響力を持つはずである。
さて、総裁選に名乗りを上げなかった岸田さんは、どうか。
ナッシングですね。
総裁選に出なくて悔いが残りそうなのは、やはり岸田さんである。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年9月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。