セミナーで「元が取れない人」になってはいけない

福岡ではセミナーを2回開催しましたが、東京に比べ熱心で、すぐに実践したいという意欲のある参加者が多いと感じました。

せっかく時間とお金をかけて、わざわざセミナー会場に来ても、そこで得られた知識や情報を実際に活用して投資を始めなければ、投資の成果は得られず、セミナーの元は取れません。

セミナーで「元が取れない人」には、2つのパターンがあります。

1つは「セミナーのリピーター」と呼ばれる人です。何回も同じセミナーに繰り返し通い、既に十分な知識があるにもかかわらず、いつまで経っても投資を始めようとしないお勉強が好きな人です。真面目で几帳面な女性に多いパターンです。

納得するまで勉強する向上心は素晴らしいと思いますが、インプットに比べアウトプットが乏しい「残念な人」です。あまりに完璧を求めていては、投資の機会を逃してしまうことになりかねません。

もう1つのパターンは「代案なき批評家」です。セミナーに自らの意思で参加しているにもかかわらず、内容を否定する人です。セミナー会場に投資をやらない理由を探しに来ているような人です。私と同世代の社会的地位の高い男性に多いような気がします。

例えば、投資信託のセミナーではリターンが低すぎるといい、不動産投資セミナーはリスクが高いとデメリットを強調する・・・。

代案を持たないで、重箱の隅をつつくような批判ばかりする「とっても残念な人」です。

このような、お勉強や批判のためにセミナーに参加するのはやめた方が良いと思います。参加者自身にメリットがないだけでなく、他の真面目な参加者にネガティブな影響与えるからです。

真剣にやる気のある人だけが集まって、切磋琢磨しながらお互いに成長していく。そんなポジティブな人たちと楽しく実践していく。そんな場を大事にしたいです。

福岡でのセミナーがとても気持ちよく開催できたので、来週大阪でも急遽セミナーを開催することにしました。

今週の資産デザイン研究所メールでご案内しますが、「本気で元を取ろうと思っている人」だけに来てほしいと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年9月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。