安倍晋三総裁が再選
先週は自由民主党総裁選挙が行われ、ご承知の通り安倍晋三総裁が再選されました。選挙中は両陣営から様々な政策提言がなされ、一部マスコミや野党を巻き込んでの動きもありましたが、当初の予想通りの結果となりました。これに対して、たしかにプラスもマイナスも意見もありますが、あらためて再選後の動きを見ていて、今の日本では安倍総理の存在がいかに大きいのかを感じているところです。
トランプ大統領自宅での夕食会
安倍総理は現在渡米中ですが、オフィシャルの日米首脳会談前にトランプさんの自宅でサシで夕食会が開かれた報道がありました。これにはトランプ大統領もツイートをしています。安倍総理がトランプタワーに来るのでお祝い申し上げようという内容です。
今回はニューヨークで国連総会が開かれている関係から実の多くの首脳が現地に集結しています。
例えば、韓国を見てみますと既に米韓首脳会談を行っていて、今回は関税引き上げについての議論の中で、米韓自由貿易協定(FTA)の改定文書に署名しています。これは歴史的に大きな意味を持つと報道されています。そもそも鉄鋼分野で韓国から米国に輸入する鉄鋼に数量枠を設けることが春先から一部で報道され、WTOルールも骨抜きと指摘されてきたもので、関税発動をちらつかせながら通商交渉で譲歩を迫ったトランプ大統領の勝利だという専門家の声を聞きます。
ここまでされた韓国国民からすれば、首脳会談や実務者会談前に、安倍総理が自宅の夕食会に招かれたという事実は看過できないはずです。
世界のリーダーとしてのShinzo Abe
今回ニューヨークでは日米閣僚級の貿易協議を行うのですが、最終的には日米首脳会談でのやり取りが重要です。特に、今や世界の様々なリーダーの中で、このようにトランプ大統領と渡り歩いていけるという安倍総理の存在は稀有で、今回の交渉が韓国のようにはならず、しっかりと主張すべきところは主張すると思われます。日本への利益をこの局面で勝ち取る事は、日本だけでなく世界のリーダーもグローバル経済環境下で安倍総理を応援という形になる可能性を秘めています。
今後、米朝関係、米中関係も気になるところでして、その意味でも東アジアの安全と繁栄の為にもトランプ大統領に真摯に思いを届けられることこそが大きな国益だと私は思っています。
先ほど平壌に行っていた関係筋から話を聞きましたが、北朝鮮内もだいぶ融和ムードが出てきているという事です。誰もが安心して生活が出来て、世界の中で光り輝く日本を築く為にも安倍政権の外交は正しく評価されるべきではないかと思うものです。
日米関係についての余談ですが、10月1日には東京の横田基地に米軍空軍はオスプレイ5機を正式配備致します。この件については、過日AbemTVで、これを機に都内にある米軍基地そのもののあり方や意味も含めて広く考える機会を持つべきだと話したりもしたわけです。オリンピック時の横田基地軍民共用化などを模索して、議会質問してきた私にとって注目の日米首脳会談です。
編集部より:このブログは東京都議会議員、川松真一朗氏(自民党、墨田区選出)の公式ブログ 2018年9月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、川松真一朗の「日に日に新たに!!」をご覧ください。