沖縄が暴風圏の真っ只中にあるということが、現在の沖縄を象徴するようである。
まずは、大きな被害が出ませんように、と祈っているが、既に停電している地区もあるようで、激しい選挙戦を繰り広げられている各陣営の皆さんもさぞやきもきされていることだろう。
今は、ひたすら無事に沖縄県知事選挙が終了することを祈っている。
デッドヒートになっており、未だどちらの陣営が優勢なのか分からない、というのが一応のマスコミの評価のようだが、選挙戦への取り組みの真剣度や運動量からすると、どうも自民、公明、維新が推薦する佐喜眞候補がほんの少しだけリードし始めたような印象である。
沖縄県の方々が辺野古基地の建設問題を巡って国との間にいつまでも不毛の争いを続けたくない、沖縄県にとって少しでもプラスになるような県政を実現してもらいたい、と思っておられるのなら、それはそれで結構なことである。
沖縄県民の意思に基づいて沖縄県政の軌道修正を図った、ということであれば、辺野古基地建設絶対反対派の方々もいずれは鉾を収めなければならなくなる。
私が見る限り、佐喜眞さんは行政の長としての資質を十分にお持ちの方のようにお見受けするので、佐喜眞さんが沖縄県知事に就任されれば辺野古基地建設問題以外の沖縄県の様々な行政課題の解決に向けての動きは相当加速されるはずである。
玉城さんも行政の長としての資質に欠けるところはないと思われるが、やはり玉城さんは国政の場で沖縄県民の心を代弁されるのが最もふさわしいように思われてならない。
どういう結果になっても、玉城さんには相応の働き場を用意していただきたいな、というのが、現時点での私の願いである。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年9月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。