成果の源泉はすべて「モニタリング」から

全てのことに共通する成果を出す為に必要なこと。それは、定期的に現状認識を続ける「モニタリング」というアクションです。

資産運用であれば、自分の資産状況を3カ月に1回棚卸しして、アセットクラスと呼ばれる資産のグループ毎に分類し、それぞれの比率を計算する。自分の資産の歪みをチェックすることで、理想のアセットアロケーションを維持できます。その積み重ねが、資産を増やすことに繋がるのです。

健康管理も同じです。健康診断や人間ドックを定期的に受診して、体の異常を早期に発見して、対処する。それが、健康維持の秘訣です。

しかし、デンタルケアに関しては意外に無頓着な人が多いのです。

私も定期的にデンタルクリニックで歯石の除去をやってきました。デンタルケアに関しては「意識高い系」のつもりでしたが、自分のやり方が不十分であることに気が付きました。重要なのは、毎日の歯磨きがきちんとできているかの確認です。

最近、紹介してもらったデンタルクリニックでは、歯ブラシの使い方を毎回懇切丁寧に教えてもらえます。更に歯茎の歯周ポケットの状況をチェックして、その効果を数値化します。

写真は私がチェックしてもらった結果ですが、ブラッシングの指導によってモニタリングの数値が劇的に改善していることがわかりました。正しい毎日のケアを続けていけば、来月にはさらに改善した数値になることが期待できます。

努力しても、それを数値化して定期的にチェックしていかなければ、正しい方向に進んでいるかどうかわかりません。

モニタリングによって、自分の進んでいる方向を常に修正できれば、努力を効果にダイレクトに結びつけることができるのです。

すべての事はモニタリングによって成果に結びつけることができる。闇雲な努力はエネルギーの無駄になりかねません。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年9月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。