「継続は技術」、あなたが継続できない最大の理由

こんにちは!黒坂岳央(くろさかたけを)です。
※Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka

やりたい人1万人

やる人100人

続ける人1人

これはひところ、SNSで流行った有名なフレーズです。行動する人はしない人の100分の1、さらに継続できる人となるとそのまた100分の1というものです。「そんなバカな」と感じる人もいるかもしれませんが、あながち大間違いとも思いません。「継続する」ということはそれだけ難易度の高いものなのです。

私は昔、継続どころか行動すら出来ない人間でしたが、ブログを書き始めて今日の時点で2年8ヶ月で797記事を書き、投資は2012年から6年継続し、最初に立ち上げたフルーツギフトショップビジネスの肥後庵は3年5ヶ月続けています。試行錯誤の末、いつの間にか継続することが得意になってきました。経験や知識を得て分かったこと、それは「継続は技術である」ということです。

あなたが着手してもことごとく継続が出来ないことがあるとすれば、「継続の技術」がないからということです。

物事に着手するのは継続が前提

ビジネス、投資、趣味、外国語学習、人間関係など、それなりのモノを得ようと思うと継続が前提となります。一日、二日といったショートスパンでの取り組みでは、何も大きな事を成し遂げることは出来ません。

スムーズなドライブを楽しむには、自動車に乗ってから何ヶ月もかかります。

ビジネスレベルの英語力を身に付けるためには1年間くらいかかります。

ネットでお金を稼ぐには最低でも1年間はかかります。

勝ち続ける投資トレードを身につけるには、年単位での知識と経験が必要です。

ダイエットをして理想の体型を手に入れるには半年はかかります。

何をやるにも継続は大前提、やりたいこと、なりたい自分を得るには「継続を前提とした行動」が絶対的に必要となります。

決意で「行動」はできても「継続」はできない

「よし!明日から頑張ろう!」この決意は行動を生みますが、継続にはなりません。「絶対に痩せるぞ!」「今度こそネットで稼ぐ!!」と熱い想いを胸に、思い立ったら即行動。もちろん、行動できることは素晴らしいことで、まずは行動がなければ継続はありえません。

「決意では継続できない」ということを知っておくことは重要です。

「継続は技術」である

どうすれば継続出来るのか?私からの答えは「継続は技術である」を理解するということです。

感情は水物です。どれだけ熱い想いを持っていたとしても、時の経過とともに必ず忘れてしまいます。これはヒトの持つ生理的な現象で、誰にも止めることは出来ません。

そのため、自らを行動に導き、その行動を継続的に行うためには技術を用いる必要があります。

こちらは私が継続するために活用している管理表の一部です(人様に見せられない部分は非表示にしています笑)。このように毎日、毎週、毎月実行するべき行動を見て、行動を継続させていきます。

このリストの通りに行動ができたら、別表で記録します。

私の場合は「出来たら1」「出来なかったら0」と入力、達成率を導き出しています。例えば起床時間のゴールを5時に設定し、1ヶ月30日間の内、28日間5時起きができれば達成率は93%になるわけです。季節が寒くなると、私も布団から出るのが辛くなります。ついつい、「あと30分…」となりそうんなりますが、「起きろ!!今月達成率が悪くなるぞ!」と感じるとそれでガバっと布団をはいで起きられたりしています。今のところは、この管理表を使うことでやると決めたことは、ほぼ確実に継続出来ています。

この表は何にでも使えます。英語の勉強、ダイエット、ビジネスなど何でもです。まずは行動するべきことを列挙し、毎日コツコツ記録を付けていけばそれで継続ができてしまうのです。継続は技術であることを理解すれば、毎日行動を積み重ねることは難しいことではないのです。

継続できない自分を責めない

「まだ続けられなかった…自分はなんてダメ人間なんだ」。誰しも思ったことがあるセリフでしょう。しかし、自分を責めるのは間違いです。なぜならそもそも継続することはものすごく困難であり、ほとんどの人が継続出来ない、という事実があるからです。困難なものが出来なくても自分を責める必要はありません。だって難しいのですから。責めるのではなく、どうすれば継続が出来るのかを考えるようにしましょう。

そのために活用してもらいたいのが、今回紹介をした管理表です。数字で管理をすると達成率をグラフにして見える化も出来ます。一年前より、半年前、半年前より先月、先月より今月に成長が見られたら面白くなってきて楽しく継続が出来るようになります。少しでもヒントになれば幸いです。

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表

ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。