保釈が決まった日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告が6日16時すぎ、東京拘置所から出所した。
ゴーン被告の弁護団は、弁護士らが乗る黒のワンボックスカーとは別に、作業員姿の関係者が乗った軽ワゴン車もチャーター。ワンボックスカーに報道陣の注目を集める間に、作業服とマスク姿のゴーン被告は、軽ワゴン車に乗るという「陽動作戦」で報道陣の目を欺こうとしたが、あっさり見抜かれてしまい、ネットでたちまち話題になっていた。
メディア関係者も異例の展開に驚きの反応。
フランス通の前都知事、舛添要一氏は「自分を切り捨てた仏政府への抗議のために、デモ隊の「黄色いベスト」仕様にしたのではあるまい」と皮肉交じりのツイート。
一般のネット民の間でも「バレバレで草」「コントやんけ」「映画みたい」と笑いがたちまち広がっていた。
一方、ゴーン氏と同じく、報道陣が待ち受ける中での保釈経験がある堀江貴文氏は「あれだけ報道陣に囲まれてたらナーバスになる」と述べ、理解を示していた。