「人生3万日」と意識すれば、完璧主義を捨てられる

こんにちは!黒坂岳央(くろさかたけを)です。
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世の中は、「本来はしなくてもいいムダ」で溢れかえっています。代わり映えしない、退屈な時間を過ごしていると、ついつい人生は永遠に続くものと錯覚してしまいます。しかし、人生は3万日、ほとんどの人はそのくらいで亡くなります。遅いか早いか、多少の差はありますが人は必ず死ぬのです。

そんな儚く、悲しい話をしないでほしい、と感じた人もいるでしょう。でもそうではありません。私がしたいのは、「人生は限りがあるからこそ、完璧主義など捨てて、楽しいことに集中しよう」という提案です。

完璧主義は人生の消耗

完璧主義は不安からきています。それ故に、1つの新しい事実を知るやすぐに

「こんなことが起きるのでは?」
「こうした事態に備えよう」

と万全の体制を取ることを考えます。もちろん備えあれば憂いなし、という言葉がありますから備えることはムダとは思いませんし、むしろ重要だと思います。

問題は備えることにあるのではなく、過剰さです。あれこれとリスクを想定して、万全の体制をとっても起きなかったリスクへの備えはすべてムダになってしまいます。備えるより、起きてから対応しても十分間に合うものは世の中にたくさんあります。それならば、備えすぎるのを辞め、リスクが起きてから腰をあげるのでも十分だと思うのです。

完璧主義は人生の消耗です。人の価値観はそれぞれですが、人は完璧主義をこなすために生まれたわけではなく、幸せになるために生きています。であるならば、完璧主義は人生の消耗でしかないのです。その時間と労力をもっと他のことに振り向けるべきなのです。

終わりを意識するから人生が輝く

何事も終わりがあるから、全体が輝くのです。

楽しくて仕方がない、ドラマや映画も「ああ、この楽しい時間も後少しか」と思うからこそ、迫力のあるシーンに夢中になれます。旅行も終わりが決まっているからこそ、「限られた時間を精一杯楽しもう!」と思うわけです。

人生も終わりが決まっています。大体3万日です。これを意識するかしないかで、「人生を丁寧に生きるか、それともその場の思いつきで流され、雑に生きるか」に分かれてしまいます。

失敗をしないことより、立ち直り方が大事

失敗しない人間はこの世の中にいません。ご多分に漏れず、私も日々失敗だらけです。良かれと思った施策が空振りしたり、怒られてしまったりすることは日常茶飯事です。

だからといって完璧主義になろうとは思いません。人生をムダに消耗したくないからです。

大事なのは、失敗しないことではなく、失敗からすばやく立ち直ることの方です。そうすることですぐさま立ち直り、人生で本当に大事なものに向き合うことが出来るのです。

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。