日本のおじさんたちは、もっともっと遊ぶべき

内藤 忍

インナーサークル資産設計実践会のメンバーとヴィンテージカーの試乗イベントを開催しました。

車の販売を行っているヴィンテージ湘南の湯山社長にお願いして、横浜からヴィンテージカーを4台、外苑前の銀杏並木まで運んできてもらいました(写っているのは3台だけ)。メルセデス、ポルシェ、ロータスといった有名なものから、オースティンヒーレーというマニアックなメーカーのものまで。どれも数十年前に作られた車ですが、メンテナンスをしっかりしていれば公道で普通に走ることができます。

さらに、既にオーナーとなっている2台を加えて、6台の車が勢ぞろいしました。大人の遊園地の誕生です。

20名以上でカフェのテラス席を予約して、ランチを食べながら好きな車に試乗するという贅沢な企画です。試乗してみて気に入ったら、購入してオーナーになることもできます。

50代になって、実感することは「日本のおじさんは遊びを知らない」ということです。人生の楽しみ方を知らない人は特に男性に多いと思います。

女性は好奇心が旺盛で、すぐ女性同士で友達になって、情報交換を始めます。一緒に旅行に行ったり、新しいお店に行ったりと遊びの経験をドンドン積んでいきます。

ところが男性は、若いころは会社で仕事に明け暮れて、遊ぶ暇もないまま気が付くと定年退職が見えてくる年齢になっている。仕事でお酒を飲んだり、ゴルフをすることがあっても、本当に自分のやりたいことがない。だから、時間ができてしまうと暇を持て余してしまうのです。

資産設計実践会は、現在第8期が開講しており、6ヵ月のコースで資産運用を一緒に考え、実践するコミュニティです。しかし、単にお金を増やすだけではなく、それをどうやって使えば人生を豊かにできるかについても、メンバーで考えて実践したいと思っています。

ほんの数時間だけ青山で車を乗り回していただけですが、車好きな人たちがたくさん集まってきて、マニアックな話に花が咲いていました。ヴィンテージカーだけでなく、ランボ、フェラーリ、ロールスロイスといった高級車がずらりと道に並んでいるのは壮観でした。

大人の遊びは、同じ価値観を持っている仲間がいると、2倍3倍に楽しくなります。ヴィンテージカーに限らず、ワイン、アート、演劇、歌舞伎など、日本人がもっと遊ぶ。そのロールモデルになるような人たちを、資産設計実践会で増やしていきたいと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年5月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。