不動産投資の「胡散臭さ」がいつまでも消えない理由

来週、法人名義で国内の不動産を追加購入することにし、銀行との借り入れの最終調整を行っています。今回は、まとまった数の購入なので、2つの銀行を使ってファイナンスを行う予定です。

不動産投資は、金融資産を使った運用と並ぶ有力な資産運用対象ですが、一般には情報が少なく、投資の判断が難しいと思われています。

投資信託やFXといった金融資産は、マネー誌や経済新聞などに、きめ細かく投資手法が紹介されています。それに対し、不動産投資の情報が少ないのには、いくつかの理由が考えられます。

その1つは、不動産投資は「お金を借りる力」を持っているとしかできないという制約があることです。現金で購入しようとすると、数千万円の自己資金が必要ですから、あまり現実的とは言えません。ほとんどの人が借入をして物件を購入します。そんな投資をできる人の数が少ないから、情報提供の頻度も下がってくるというわけです。

もう1つの理由は、不動産投資に関しての正しい情報を知っている人が、専門家にも少ないことです。

お金の専門家と言われる人の中でも、不動産に投資をしている人はあまり多くありません、中には「危険な投資」と、やったことも無いのに先入観だけででコメントしている人もいます。

実際に自分でやってみなければわからないことがたくさんあるのが資産運用です。経験したことない事には、そもそも情報提供するだけの知識や経験が無いのです。

理由はともあれ、情報不足が不動産投資に対する偏見や誤解を生み、「胡散臭い」投資というイメージを生み、老後のお金の不安を解消する資産形成の妨げになっているのは事実です。投資を実践している私自身が「胡散臭い」訳ではありません(笑)。

今回の投資に限らず、資産デザイン研究所では、私自身が実践することで得られたノウハウをメールマガジンやセミナーなどを通じて個人投資家に提供することにより、1人でも多くの人のお金の不安の解消のお手伝いをしたいと思っています。

■ 毎週金曜日夕方に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年7月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。