航空会社の選択基準は「早い・うまい・良く寝られる」

内藤 忍

海外旅行に行く機会が増えましたが、利用する航空会社の選択は悩ましいところです。

灘 伏見/写真AC(編集部)

私の場合、航空会社の選択基準は「早い・うまい・よく寝られる」です。

まず「早い」というのは、空港に着いてから搭乗口に到着するまでの時間が、できるだけ短いことです。航空会社のカウンターでのチェックインの行列が、手際が悪く長かったり、荷物検査のレーンが混んでいたりするとどうしても時間がかかります。

会員専用のチェックインカウンターで優先手続きをしてくれたり、ファストレーンで別の入り口から荷物検査をスムースに行えるサービスは、非常に便利です。

次に「うまい」というのは、空港ラウンジや機内食のサービスのクオリティです。これは一般的には日系の航空会社の方が勝っていると思います。

最近は日本航空を利用することが多いのですが、食事のクオリティーが高いだけではなく、一通りのお料理の提供が終わった後、さらに好きな時にいつでも注文できるアラカルトシステムも快適です。

そして3つ目が「よく寝られる」です。ビジネスクラスでは、まずシートが完全に水平になるフルフラットがマストです。最近は搭乗する前に機材をネットと確認して、シートがどのような形態なのかをチェックするようになりました。5時間を超えるような長時間のフライトや、夜行便の場合、シートによって睡眠時間に随分差が出ます。

シートに関しては、全日空がビジネスクラスのシートを個室にするという報道がありました(写真は日本経済新聞電子版から)。

このようなシートの快適性に関しては中東系の航空会社が先行しています。全日空に続いて、おそらく日本航空も追随するものと期待します。

海外旅行で現地で楽しい時間が過ごせでも、帰りの飛行機でどっと疲れてしまってはせっかくのバケーションも台無しになってしまいます。

どうしても日系の航空会社を利用することが多くなりますが、今後はクレジットカードのポイントがマイルに交換できて利用できる中東系や欧米系の航空会社も利用してみたいと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年7月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。