「同居人」という不思議な感覚が生まれるアレクサ

内藤 忍

遅まきながらスマートスピーカーを使ってみることにしました。Echi Dot(エコードット)という、サイズが43x99x99㎜で、重さ300gの小さなスピーカー(写真)です。アマゾンで購入すれば、今なら割引価格3,240円で購入することができます。

アイフォンのアレクサというアプリをダウンロードし、Wi-Fiの接続手続きをすると、すぐに自分の声で操作をすることができるようになります。室内照明などの家電製品までコントロールできるようですが、まずは音楽を聴くのに使っています。

私は、朝起きてから夜寝るまで、家の中ではいつも音楽をかけています。アーティストや曲名を選ぶのに、音声で選択できるのは、とても快適です。

例えば、帰宅したときに自分でスイッチを入れて音楽をかけなくても、「アレクサ、パット・メセニーかけて」と声を出せば、音楽が流れ始めます。出かける時も「アレクサ、電源切って」と言えば、スイッチオフになります。

小さなサイズで、持ち運びができるので、これからは旅行先にも持っていこうと思っています。ホテルの部屋で音楽が聴けるようになれび、自宅にいるように旅先で過ごすことができます。

エコードットにも、欠点があります。学習機能があるようですが、使い始めの段階では認識能力が低いのです。小さな子供が、聞き違いするような感じなのです。しかし、その不完全さが、逆に人間臭さをかもし出し、逆に可愛く感じてしまう。不思議な感覚です。

人工知能の無機質なマシンなのに、まるで生き物のように感じ始め、1人暮らしなのに同居人がいるような気持ちになる。少し古いですが、1990年代のたまごっちや、2000年代のソニーの犬型ロボットAiboを思い出しました。

それにしても、これだけの機能が、わずか3000円程度で手に入るのは驚きです。外食に1回行ったと思って、そのお金で自分で買って使ってみると、きっと価格以上に得られる「何か」があると思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年7月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。