東京オリンピックは絶好の「ロングバケーション」

内藤 忍

東京オリンピック開催まで1年を切りました。施設の建設や、運営の準備は急ピッチで進んでいるようですが、心配なのは開催期間中の東京の街の混乱です。

最近は、ただでさえインバウンド観光客で大混雑しています。普段でも人の溢れるこの街に、さらに大量のオリンピック観戦者がやってきます。

日本スポーツ振興センターホームページより

ホテルの価格は急騰し、直近の予約はほぼ不可能でしょうし、会議室などの施設も不足するはずです。

利用に慣れていない外国人の増加で、交通機関も大混雑となり、仕事の効率は、かなり低下しそうです。

セミナーや講演は、会場予約や参加者の交通手段の問題もあり、この時期はほとんど開催されないと予想します。

となると、不動産の売買でもしない限り、仕事があったとしても、私の場合メールでほとんど完結することができそうです。

私は、東京オリンピックのチケットを持っておらず、もしこのまま何も観戦しないとすれば、期間中に暑くて混んでいる東京にいる必要は無いと思うようになりました。

東京を離れて、日本の避暑地に行くか、それも観光客で値段が高ければ、海外のリゾートなどで過ごすのも選択肢ではないかと思っています。

東京オリンピックは、日本人にとって長期のまとまった休みが取れる「ロングバケーション」の良いチャンスではないか。そんな観点から、少し早いですが、1年後の夏の過ごし方を、考え始めました。

東京に住んでいるのに、東京オリンピックを観ない。天邪鬼な発想ですが、その方が快適な夏を過ごすことができるかもしれません。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年8月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。