芸能界に広まって欲しい!明石家さんまさんの優しさ

昨日、謹慎中の小出恵介さんと明石家さんまさんのツーショットが話題になりましたが、私、これ本当に嬉しかったですね。

小出恵介、明石家さんまと笑顔のツーショット…さんま役降板から2年(スポーツ報知)

小出恵介氏インスタグラムより:編集部

明石家さんまさんは、宮迫さんの騒動の時にも、手を差し伸べていらしたようですし、こういう逆境にある人達を応援してくれる優しい人なのかな?と思います。
今のバッシングばかりの世の中にあって、こういう話はほっこりしますよね。

同じよしもと芸人さんでも、松本人志さんは大物感をかもしだし叩きまくって排除しようとする人なので、もうこの方のでる番組では1ミリも笑えなくなってしまい、すっかり嫌いになりましたが、さんまさんはどれだけ大御所になっても、えらそうな感じが全然なく、こうして逆境にある人に対しても、もしかしたら自分も叩かれるかもしれないのに、陰じゃなく堂々と表でツーショットを公開するって、ホント勇気と優しさのある人だと思います。

こういう風潮がこれから芸能界で益々広まって、人生でつまづいたり、失敗したりといった我々の様な人間が、再起しやすい社会になって欲しいなぁと思います。

小出恵介さんに関しても、もういい加減復帰したっていいんじゃないですか?
そもそも謹慎に至ったのが未成年者との飲酒と、不適切な関係とのことで、それをフライデーがすっぱ抜いたのが始まりですけど、そのために2年間も小出さんが謹慎しているわけですが、これって誰得?って思いますね。

謹慎などよりもご自身の起こした騒動に関して真摯に振り返りながら、未成年者飲酒に関する啓発活動にでも参加してくれた方が、よっぽど社会のためになるんじゃないの?って思いますね。

私も依存症予防教育アドバイザーとして、未成年者の飲酒の危険性について啓発している立場ですけど、だからといって、それに違反した人に「謹慎して欲しい」なんて1ミリも思わないですよ。
むしろこの日本の「臭いものには蓋」「見ざる・言わざる・聞かざる」という風潮こそ、啓発が進まない諸悪の根源だと思います。

ですから小出さんほど知名度も実力もある方なら、未成年者の飲酒の影響について勉強して頂き、逆に「未成年者飲酒防ぐアンバサダー」として活躍して欲しいです。
キリンさんや、サントリーさんなんかが社会貢献事業として、そういう活動に起用されたらどうでしょうか?

小出恵介さんは慶応ボーイで英語もご堪能とのことですから、活躍の場をアメリカに求められるのかもしれませんけど、
是非、さんまさんやその他芸能人の方々の応援で、また第一線に復帰して頂きたいですね。


田中 紀子
公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表
国立精神・神経医療センター 薬物依存研究部 研究生
競艇・カジノにはまったギャンブル依存症当事者であり、祖父、父、夫がギャンブル依存症という三代目ギャン妻(ギャンブラーの妻)です。 著書:「三代目ギャン妻の物語」(高文研)「ギャンブル依存症」(角川新書)「ギャンブル依存症問題を考える会」公式サイト