マネックス証券に教えてもらった「大人の対応」

マネックス証券が運営する「マネクリ」という投資情報サイトで連載をしています。内藤忍の「お金から自由になる方法」というタイトルで毎週水曜日に新しいコンテンツをアップしています。

今週のコラムのタイトルは、何と「バランス型ファンドから「卒業」しよう」(写真)です。マネックス証券が販売している投資信託に対して購入しない方が良いというネガティブな内容ですが、社内のチェックもすんなりと通って、何も修正することなく掲載されました。

もちろん限度はあるとは思いますが、自社にとって不利益になりかねないコンテンツを掲載するマネックス証券に、以前には無かった懐の深さを感じ、大人の対応に驚きました。

ネット上や人づてに聞いた噂話で、自分に対する批判的な意見を読んだり聞いたりすることがあります。以前は、いちいち感情的に反応していましたが、今は少しずつ「スルー」するように感情をコントロールできるようになりました。

人の考え方は人それぞれ違いますし、自分は聖人君子でもありませんから誤ったこともします。それに、意見が合わず対立する場合、批判は付きものですし、誤った情報を真に受けて批判している的外れな人もいます。冷静に色々考えてみると、他人の批判も段々と気にならなくなってくるものです。

それに、根拠の無い揚げ足取りのような批判に対して、1つ1つ対応していたら、それだけで人生終わってしまいます。それこそ、時間のムダ使いです。

今回のマネックス証券の大人の対応を見習って、自分自身も「スルーできる力」を更に高めていこうと改めて思いました。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年11月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。