ウクライナの健康診断は、ナゼか「病院3か所」

ウクライナ2日目は、朝から病院を3か所回って、健康診断でした。

まずは、1つ目のクリニックでレントゲンの撮影。次の2つ目の国立病院では、指の先から血液を採取して、アルコールと薬物の中毒になっていないかのチェック。薬物はやりませんが、アルコールはロンドンで飲んだワインが抜け切れておらず、何とかギリギリで問題なしとの診断結果(笑)。この指先からの血液採取がカッターのようなものでえぐられたような感覚があって、何とも痛かったです。

そして、3か所目でも、また血液採取。こちらは日本と同じように腕からの採血でしたが、今度はHIVや性病などのチェックのようでした。こちらも陰性で、健康診断は無事にパスしました。

私のような外国人がウクライナの永住権を取るためには、日本で住民票や戸籍謄本、さらに犯罪履歴証明書という警視庁の発行する書類を入手し、アポスティーユ認証と呼ばれる公証人の英語での認証をしてもらう必要があります。

ウクライナ語での書類の作成は、自分ではできませんから、専門の会社にお願いしました。

そして、健康診断をウクライナの指定する病院で行い、それらの資料をまとめて提出することで永住権申請手続きができるようです。

現地でも病院はすべてウクライナ語(あるいはロシア語)でやり取りしていますから、現地の日本語ができるスタッフが同行してくれました(写真)。ユーリアさんは、キエフ大学を卒業して、筑波大学などにも留学し、三菱自動車でも働いたことがあるそうで、とても優秀なウクライナ人でした。

病院にナゼ3つバラバラに行く必要があるのか。非効率な手続きが何ともストレスでしたが、彼女の手際の良いサポートで、私を含む3名の健康診断は午前中で終了。ランチを挟んで午後からの不動産物件の内覧に予定通り行くことができました。

今回のウクライナ滞在でも、健康診断の合間に、世界遺産やマーケットを見たり、レストランでウクライナ料理を堪能したりする中、新たな発見がたくさんありました。この国には、歴史に根差した奥深い文化と豊富なコンテンツがあります。観光だけでは知ることのできない魅力を、もっと多くの人に知ってもらいたいと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年11月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。