不動産投資を始めると、毎日はこう変わる

5年前からお金を借りて国内不動産の投資を始めました。現在国内外9か国に10億円以上の不動産を所有し、銀行借入もそれなりに膨らんでいます。

RRice/写真AC(編集部)

こんな風にお金を借りて不動産投資をするのは、危険だと思われる方もいると思います。

しかし、金融商品だけを使った資産運用から、不動産も組み合わせた投資スタイルにシフトすることで、毎日の生活は随分変わりました(現在も金融資産を使った資産運用を止めた訳ではなく、インデックスファンドの積立をマネックス証券で続けています)。

まず、毎朝起きるとやっていた、前日のNYダウや海外での為替の動きのチェックを止めました。

投資信託やETFで資産運用をしていたときは、朝起きるとまず海外市場の動きに一喜一憂することから一日が始まりました。急激な円高やアメリカ株の急落があると、朝から憂鬱で、これが大きなストレスでした。

今は、マーケットの変動にあまり興味がなくなり、たまに株価や為替の動きをチェックする程度になりました。

不動産投資の場合、日々にやることはほとんどありません。東京23区の物件であれば、入居に苦労する事はありませんし、管理会社が全てやってくれます。

やる事と言えば、家賃の入金確認など、月に1回程度のメンテナンスだけです。

金融商品のように一刻を争う必要は無いので、自分のペースで毎日を過ごせます。時間に追われるライフスタイルから、自分の時間を自由に使えるライフスタイルに変化しました。

もう1つの変化は、キャピタルゲインよりインカムゲインに興味が移ったことです。

不動産の場合、購入物件の価格が上がっても売ることは基本ありません。値上がり益よりも毎月の定期収入を目的に保有しているので、価格の変動よりも家賃の安定性や空室率の方が重要なのです。価格は将来売る時に上がっていれば良いので、目先の価格の動きを追っても意味が無いのです。

個別株式や為替では、売買タイミングをいつも考えて、価格のチェックをしなければなりません。その割に利益は大した金額ではなく、「投資の時給」はそれほど高くなかったのです。

お金を借りることによって、家賃収入と借入金利の差から、安定的に収益から得られるようになり、金融資産を保有している時にいつも感じていたお金の不安は無くなりました。

これからも不動産投資は続けていきますが、自分の資産を増やすことよりも、私と同じような成功体験を周りにいる人たちに味わってもらうことに力を入れていきたいと思っています。

不動産投資は人生を変える「仕組み」。それに早く気が付き、行動できる人がお金の不安から解放され、時間の自由を手に入れるのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年12月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。