コロナウィルスのピンチを「投資のチャンス」に変える方法

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日本経済新聞の報道によれば、ホテル型リートの基準価格が大きく値下がりします(図表も同紙から)。

例えば、昨年末との比較では、インヴィンシブル投資法人は17%、いちごホテルリート投資法人も16%、ジャパン・ホテル・リート投資法人が14%下落しています。物流施設やオフィスビルに投資するリートは、ホテル型とは逆に値上がりしています。

これは言うまでもなくコロナウィルスの広がりによって、ホテルの稼働率が低下し、収益面へのマイナスが織り込まれているからです。

しかし、今後コロナウィルスの拡大が一段落すれば、いずれ宿泊客も戻り、稼働率も上昇に転じるはずです。

きなこもち/写真ACか

現在の日本国内の報道は、コロナウィルスに対し過剰な反応ではないかと思います。患者数も死亡者数も圧倒的に多い季節性インフルエンザよりも、大きなリスクであるかのような錯覚が生まれています。

もちろん、新型ウィルスには未知の部分もあり、今後の注意を怠ってはいけません。また、資産運用に絶対はありませんし、私はマーケットタイミングでは投資を行いません。

しかし、現状のホテルリートの値動きは、過剰な悲観が織り込まれて、割安に購入できるチャンスに見えてきます。

リートだけではありません。個別の民泊物件の売却の持込も増えており、宿泊ビジネスから撤退する人たちも出てきているようです。撤退する宿泊施設が増えれば、競争環境が改善され、これもプラスの要因になります。

コロナウィルスの連日の報道を見て、悲観的になるのではなく、逆にそこにチャンスが無いか考えてみる。

大切なのは、人と同じことをするのではなく、「脱・横並び」です。みんながピンチと思っている状況は、自分自身の考え方次第で、チャンスに変えることができるのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年2月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。