政界の「炎上発信源装置」として定着している感のある鳩山由紀夫元首相のツイッターだが、19日の投稿では、香川県議会の「ネット・ゲーム依存症対策条例」可決について突如「覚醒」したかのような発言が飛び出し、ネット上が騒然となっている。
香川県議会は18日、子どものインターネットやゲームの依存症を防ぐ目的で、ゲームの利用時間の上限の目安を「1日60分」とする条例案を賛成多数で可決した。罰則規定はないが、18歳未満を対象にゲームの利用時間を平日1日60分、休日は90分、またスマホの利用は中学生以下が午後9時まで、それ以外は午後10時までとする目安が設けられ、4月1日から施行される(参照:NHKニュース、日本経済新聞)。
同条例案は、アゴラでも今年1月頃から参議院議員の音喜多駿氏をはじめとする執筆陣らによって取り上げられてきたが、「現代社会では親が子どもを十分コントロールできない」とする賛成意見に対し、 「親の教育権の侵害」「ゲームが有害という前提の根拠が希薄」 「スマホの利用制限までするのは異常」といった多くの反対意見が述べられていた。
この問題について鳩山由紀夫元首相が19日にツイッターを更新。「我が家もかつてゲーム好きの息子に1時間までと約束させたことがある。基本は家庭で決めることだ」「香川県議会は3年前税金で海外旅行して殆ど遊んでいた過去をお持ちだ。子どもたちより前に自らを律するほうが先決ではなかったか」などと述べ、香川県議会の条例案可決を痛烈に批判した。
このツイートは19日14:45時点で1万を超える「いいね!」を獲得しており、普段は鳩山氏に対して批判的とみられるツイッター民からも、
急にまともなことを言いだした。香川県、よっぽどだぞこれ!!!
その通りです!
ごめんなさい。産まれて初めて鳩山さんの仰ることに共感しました!
同意です。
(皆思うところはあるとは思いますが、発言者のバックグラウンド次第で、せっかくの良い意見も潰されるのは避けたい)
などと拍手喝采。その他にも、
やべぇ雪が降るぞ!
まともな事言うなんて・・・アカウント乗っ取られてません?
どうした!???
なんか悪いもんでも食べたんです???
何故それを中韓に言えない?
などと鳩山氏の突然の「覚醒」に驚きを隠せない人が続出しており、みんな言いたい放題だった。