東京都知事選の投票が行われた5日、立憲民主党の枝野幸男代表がツイッターで、出身地・栃木県宇都宮市の名物、餃子にちなんだ投稿を唐突に行って波紋を呼んだ。
同党は都知事選で宇都宮健児氏を推薦したが、公職選挙法により、投票日当日に候補者名を出しての投票呼びかけは禁止されている。枝野氏のツイートは宇都宮健児氏の名前を出して投票を呼びかけてはないものの、支援した党の党首が候補者の名前と同じ地名を出すことで、フォロワーに候補者を類推させる効果は一程度あり、ネット上では「脱法行為」だという批判が巻き起こった。
枝野氏はこの日、早朝、
#宇都宮 #みんみん で育った私は、18才で #宇都宮 を離れてから仙台でも東京でも餃子専門店を探したが見つからず ラーメンや炒飯、野菜炒めがメニューにあるのは中国料理店 ビールもライスもないのが餃子の店 今もそう思うので全国チェーン「餃子の○将」の名前には違和感 味は好きだけど
といったツイートを投稿した。
枝野氏は宇都宮市出身で、2018年以降も宇都宮餃子に関する投稿は少なくとも4本投稿している。
しかし、過去の投稿を比較してみると、波紋を呼んだこの日の投稿には「宇都宮」の文字にハッシュタグ(#)を入れており、拡散性を高めたのは確かだ。
仮に枝野氏に悪意がなかったとしても、読む人によっては、投票日に禁止された特定候補者への呼びかけを示唆していると受け取ることも可能だ。特に枝野氏は弁護士でもあることから、
汚いやり方だ。政党党首として恥ずかしくないのかよ。
立憲民主党はモラルがないな。
弁護士であり公党の代表である人が、このようなセコい脱法行為にはしるとはきわめて残念です!さっさと辞任してください!
などと厳しい意見が続々と寄せられた。
ネット上で宇都宮餃子が注目されたことで本家「宇都宮餃子会」の公式アカウントも反応。中の人が「#エゴサしてびっくり」と、「宇都宮餃子」で検索して驚いたことを示すハッシュタグをつけて
(´-`).。oO(宇都宮餃子をいろいろな方に美味しく食べていただきたい そう願って毎日各店の店主さんたちが頑張っています。それをもっとたくさん広めたい…ただそれだけです!!)
とコメントした。
このツイートには、
とんでもない風評被害ですね。公式に抗議するべきですよ。
変な使われ方してむしろ同情します
などといった声が次々と寄せられていた。