決して浮かれていないように見えるところがいい。
この沈着冷静さがあれば、大抵のことは無難にこなせるだろうと思う。
菅さんは、まだ官房長官で、内閣総理大臣は安倍さんである。
自民党の総裁選に名乗りを上げてはいるが、現職の官房長官だからいざという時の危機管理の要であることは間違いない。
台風10号が直撃し、どんな被害があるかも分からない時である。
自民党総裁選の候補者としてテレビ番組に出演しても良かったのかも知れないが、ここは出演しないという決断で官房長官の職責の重要さを国民に知らせる結果となった。
簡単に他人の煽てに乗って舞い上がるような人ではなさそうだから、よかったのではないだろうか。
菅さんのよさが全開されれば、野党の皆さんにはちょっと付け入る余地がなさそうだ。
この勢いで衆議院の解散・総選挙に雪崩れ込んでしまえば、合流新党も、新・国民民主党も、さらには無所属を選んだ人も相当難儀しそうである。
まあ、お手柔らかに、とお願いしておいた方がよさそうである。
野党の皆さんには、ちょっと打つ手がなさそうだ。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年9月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。