都民ファーストの会を母体とする国政政党として、衆議院議員選挙への候補者擁立を目指したファーストの会でしたが、あえなく撤退が発表されました。
その理由について、
国政政党に有利な現行の選挙制度のもと、異例ともいえる戦後最短の日程で公示日が早まったことなどを受け、都民の期待に沿う戦いは難しいと判断した
ということですが、不利と分かっていてなお戦う大義があるということではなかったのか・・・と非常に残念です。
結党宣言をした時点で、政策は無い、候補者はいない、ということでしたから、選挙日程に間に合わない可能性も当初から指摘されていました。数日前にやっとこ政策が出てきたなと思っていましたが、それもまた都民ファーストの会が東京都で取り組んでいることを書き替えただけの内容でした。あ~、本当に生煮えだったんだな・・・としか言いようがありません。
それから、集めた寄附金とかどうするつもりなんでしょうね・・・。
意を決して候補者公募に手を挙げた方々もいるでしょうし・・・。
今後の闘いって書いてありますけど、参議院議員選挙を目指すということなのですかね・・・。
とにかく謎の多い結党から今日までの動きでしたが、誰のせいにしたところで、結局花火を打ち上げることすらかなわなかったわけです。
都議会の第二党として、また小池百合子知事の与党という立場から、責任ある行動といえるのか。
都議会議員として都政の一翼を担うことは、そんなに軽いものなのか。
候補者擁立を取りやめたところで、失った信頼は取り戻せないわけで、
党所属の全員が自分事としてとらえていただき、本当の意味で都民ファーストで職責を果たしていただきたいと思うところです。
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話は変わって、先日行われた自民党総裁選では、女性が二人立候補したことで、初の女性総理誕生が期待されます。
やはり小池百合子知事に対する国政復帰と初の女性総理への待望論は根強いようです。
東京2020大会を終え、コロナ感染拡大も一段落ついている今がベストタイミング。
ファーストの会という花火を打ち上げなかった代わりに、別のサプライズを用意しているのでは・・・と勘ぐってしまうのは私だけでしょうか。
泣いても笑っても、衆議院議員選挙がスタートされるまで、あと3日。
さて、どんなドラマがあるのでしょうか。