歳をとってやってはいけないのは、説教と昔話と自慢話

野北 和宏

この企画「3分間で学ぶ/研究者として成功するために知っておきたい格言」も二年目に突入しました。

このコーナーは若き(実年齢だけではなく、精神年齢も)研究者と研究者の卵の方々向けへの「研究者の格言」コーナーだったのですが、アゴラの黒坂 岳央(くろさか たけを)さんの以下の記事を読んで、タイトルを「3分間で学ぶ/研究者として成功するための自戒の言」と変更し、心機一転「自戒」を前面にだすことにしました。

嫌われる中年がやりがちなのは「説教、昔話、自慢話」

この記事の中で、次の三つが嫌われる理由として挙げられています。

  1. 「説教」という行為を自己顕示欲を満たす手段にしているという稚拙な心理の構造が透けて見える
  2. 「昔話」年上の人の昔話ほどつまらないものはないだろう。なぜなら共感できるポイントが存在しないからだ。
  3. 「自慢話」特に昔話の中で自慢話が入ることで、ますます対応が難しくなる。俗に言う「武勇伝」である。これをやるとその瞬間に人は離れていく。

僕のYouTube全体に言えることですが、上記の三条件「説教、昔話、自慢話」が見事に前面に出ています。そのことが2年間近くも300近いユーチューブ動画を配信しつづけているのに、登録者数が1000名にも満たない理由だと気がつきました。

人間そうそう変われるものではないので、まずはこの「3分間で学ぶ/研究者として成功するために知っておきたい格言」コーナーを自戒の念を込めて「3分間で学ぶ/研究者として成功するための自戒の言」とすることにしました。

そして、「勉強をやめない」「市場からフィードバックを得る」という2つがその処方箋だということで、頑張っていこうと思います。

動画のノギタ教授は、豪州クイーンズランド大学・機械鉱山工学部内の日本スペリア電子材料製造研究センター(NS CMEM)で教授・センター長を務めています。