日清食品がカップヌードルなど180商品の値上げを発表しました。6月から5%から12%の値上げをします。原料の価格や輸送コストなどの上昇が原因とのことです。
うまい棒の値上げに続き、庶民に衝撃が足りました。
これ以外にも、様々な日曜品の値上げが発表されたり、すでに値上げが行われたりしています。
■
水面下で、小売店とメーカーの仁義なき戦いはすでに始まっていたようです。
花王が猛烈値上げをオーケーに打診し、オーケーはほぼ全品取扱中止を通告したそうな。ああいう武闘派小売によく最初から値上げ通知したなあとそこだけは感心しているが、引くに引けなかったのかもしれない。岐阜のバロー、群馬のベイシアあたりも武闘派だわなあ。
— たいしょう (@taisho__) February 1, 2022
電気料金も原油と天然ガスの価格の上昇から値上がりしています。カーボンニュートラルの影響も大きいので、これは一過性のものではないと思われます。
マーケットはまだ「インフレは一時的」とみているが、資源インフレはあと30年続く。社会保障債務の膨張も長期的なインフレ・利上げ要因。それに円安で輸入インフレが重なる。 https://t.co/wodVbEqToc
— 池田信夫 (@ikedanob) December 28, 2021
残念ながら、今回は「悪いインフレ」なので、給与だけは上がりません。
去年食用油が4回値上げしたのに、また4月1日に値上げするらしいんですよ。
歴史的にも今までにない頻度での値上げらしいんですけど、なんで給与あがらんの?ハァ???— かぼす (@kabos99percent) January 28, 2022
スポーツ配信サービスの「DAZN」は、大幅な値上げをします。強い商品をもつ企業は、顧客さまを選べる状況のようです。
70年代前半と同水準にまで安くなったといわれる円安も、その影響を大きくしています。
①食パン、醤油、トイレットペーパー、牛丼、電気代…。あらゆるものが5%、10%と続々と値上げされている。要因はいくつかあるが、円安のマイナス面がプラス面を上回るという「悪い円安」が 値段を一気に押し上げている。製造業の海外移転により輸出が減少し、円安のプラス面はかなり小さくなっている。
— 小沢一郎(事務所) (@ozawa_jimusho) February 2, 2022
値上げに対して社会保障の拡充で乗り切ろうという声もありますが、その原資を払う現役世代はどうなってしまうのでしょうか。
明日から2月。値上げが予定される食品は多数に上り、ガソリンの高騰も続く。
物価は上がるのに賃金は上がらず、年金は引き下げ。消費に回るお金が減れば、経済がよくなるはずがない。
最賃抜本1500円など本気の賃上げ、社会保障充実の政治こそ、経済の好循環を実現できる。https://t.co/3mw2smHViH— 山添 拓 (@pioneertaku84) January 31, 2022
この春以降、家計や企業への負担が重く感られるようになりそうです。日本人は「デフレはよかった」と回顧する日がくるかもしれません。