維新の鈴木宗男さんはまだロシアの代弁者を続けるのかしら

大阪維新と橋下徹氏の間の顧問契約は先月で終了したようだから、維新と橋下徹氏の間に大きな距離が出来たことは間違いなさそうだ。

鈴木宗男氏HPより

維新の国会議員の間に橋下徹氏との関係断絶を表明している人も出て来ているようなので、これからは橋下徹氏と維新を同一視しない方がいいのかも知れない。

相変わらず橋下徹氏を講師に呼んで後援会ないし講演会を開催しようとしている人もおられるかも知れないが、橋下徹氏との距離が近ければ近いほど一般の有権者とは距離が遠くなる、くらいに思っておかれた方がいいだろう。

そのくらいに現時点での橋下徹氏のマイナスイメージは大きい。

もう一人維新のマイナスイメージを拡散し続けている人がいる。

もう何も言わないで黙って引っ込んでおられた方が維新にはプラスに働くだろうと思うが、橋下徹氏も鈴木宗男氏も黙ってはいられない性分の方のようなので、維新にとっては依然として厄介な存在になるのだろう。

まだ、国連の解体は言い出さない方がいいでしょうね

はずみで何が起きるか分からないぞ、という警戒感を持っているのだが、国連の解体だけはまだ言い出さない方がいいだろうと思っている。

国連の安全保障理事会が機能しなくなっているのは、ウクライナのゼレンスキー大統領が指摘されるとおりなのだが、国連の安全保障理事会が機能しないからといって直ちに国連の解体までは言いださない方がいいだろう。

あれだけ非道な残虐行為をしているロシアも国連から脱退しようとせず、とんでもないでっち上げの理屈を展開して、自分たちの行為を正当化しようとしているのは、それなりに国連という現在の仕組みに価値を見出しているからだろう。

ロシアの外務大臣や国連大使はよくもあんな物言いが出来るものだと呆れてしまうが、簡単にその間違いが指摘されてしまうような言説であっても、その言説に依拠しなければ自分たちの行為の正当化が出来ないと認識したうえでの拘りだろうから、どうやっても自分たちの行為を正当化することは出来ないということに得心したら、ひょっとしたら突然目が覚めるようになるかも知れない。

ロシアの外務大臣や国連大使、ロシアの軍人たちが悪魔だとは思っていない。

ウクライナに軍事侵攻したロシア軍の兵士が狂気に駆られてとてつもない蛮行に及んだという事実に誠実に向き合う瞬間が、いずれやって来るだろう。

国連の改革は不可避だが、まだ国連の解体を言い出す時ではない。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2022年4月6日・7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。