ウクライナ情勢：マリウポリ陥落で停戦交渉決裂の可能性ほか

キーウは攻撃を受け、少なくとも1人が死亡、数人が負傷したと同市長が述べています。また同市長は、ロシアのさらなるミサイル攻撃に注意するよう住民に警告し、非難した人々に戻らないようにと呼びかけています。

ウクライナ政府によると、ロシアによるウクライナ東部の攻撃が激化しています。ウクライナ南部のミコライフとケルソンといった地域は、17日にも激しい砲撃を受けています。また、西部地域のリヴィウに向けて発射されたロシアの巡航ミサイルを、ウクライナの対空システムが撃墜したと発表しています。

アメリカ防総省高官は、ウクライナのミサイルがロシアの軍艦モスクワを攻撃し、黒海で沈没させたことを確認したと述べました。ロシアは、ウクライナの攻撃という主張を否定し、船内の火災で弾薬が爆発したと述べています。

ゼレンスキー大統領はCNNのインタビューで、プーチン大統領がウクライナとの戦争で戦術核兵器を使用する可能性に備えるべきだと述べました。

ゼレンスキー大統領は、ロシアがマリウポリのウクライナ戦闘員を排除すれば、停戦協議が終了する可能性があると述べています。

また、同大統領は、包囲された都市マリウポリの状況を「非人間的」と呼び、国家再建のための大規模な計画を考えていることを約束しました。

一方、ロシア側は、マリウポリのウクライナ兵が17日までに武器を捨てれば、命だけは助けると言っています。

ロシアは、戦争に対する英国の敵対的な姿勢を理由に、ボリス・ジョンソン英首相と他の高官たちのロシアへの入国を禁止しました。

ウクライナ情勢はさらなる長期化の様相を呈してきました。