なぜ「白米ダイエット」で2ヶ月で9キロ痩せるのか?

元プロボクシング世界チャンピオンの木村悠さんに教えてもらった「白米ダイエット」

2月から4月にかけて、プログラムを受講しました。同じタイミングで私と一緒にチャレンジしたメンバーのデータを匿名で送ってもらいました。

女性A 58.5kg → 53.9kg マイナス4.5キロ
女性B 49.8kg → 46.5kg マイナス3.3キロ
男性C 78.1kg → 69.3kg マイナス8.8キロ
男性D 76.5kg → 73.0kg マイナス3.5キロ
男性E 65.8kg → 63.8kg マイナス2.0キロ

驚くべきことに、成功率100%です。

sakai000/iStock

白米を食べるだけではなく、お水を一日2リットル飲む、適度な運動をする、おかずを減らす、お酒を控える、といった無理のない生活習慣の改善で、これだけの効果が出ました。

中には2か月で9㎏近くの減量に成功した人もいます。ちなみに、参加者の中で、体重減少が1番少なかったのは、実は私でした。それでも、2ヶ月で2.0キロのダイエットという結果です。

私の場合、白米ダイエットの期間中も夜の会食は普通に入れていました。

その間に、ミシュラン三ツ星チャレンジも続けていて、禁酒したのは週に1回程度。

ファスティングをしたり、無理に食事を抜いたりすることなく、淡々と白米(玄米も食べました)を食べ、この結果です。

無理のない方法なので、これからも同じ生活リズムで続けることができ、これからのリバウンドのリスクも小さいと感じます。

世間一般には「糖質制限」がダイエット法として認知され、白米ダイエットと聞いただけで効果が無いイメージがあります。

確かに糖質制限でも、私は体重を減らすことができました。

ただ問題は、空腹感が強くなることです。そして空腹になるとミックスナッツを食べていましたが、脂質が多くあまり健康的とはいえない気がします。

糖質制限をしても、脂質が多めになってしまう。であれば、脂質を減らして糖質を取った方が良いという考え方もあると思います。

お米は毎日食べましたが、同じ糖質でもパン、うどん、ラーメンなどは食べませんでした。そしておかずを減らし、よく噛んで食べる。昔からの日本人の食生活に戻しました。

体重を減らすだけが、ダイエットの目的ではありません。健康で肌艶良く、バランスのとれた体型を維持することが、私の目標です。

そして毎日の食事のクオリティー・オブ・ライフも、満足できるに越した事はありません。

このように考えると「白米ダイエット」は、自分の求める方向に合っています。という訳で、しばらくは白米ダイエットを続けてみるつもりです。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2022年4月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。