自己使用の不動産は、所有するより賃貸が良い

海辺沿いにあるプールとサウナが付いた別荘に来ています。あいにくの雨ですが、主目的はサウナです。プールの横にサウナが付いており、体を温めてかプールに飛び込む。これが最高です。

水に浸かっていると雨が降っていても全く気になりません。むしろ自然に帰ったかのような爽快な気分になれるのです。

サウナの後のバーベキューも最高でした。お腹が一杯になると、またサウナ。エンドレスに楽しめました。

実は、このようなリゾート物件を自分でも持ってみたいと思ったことがありました。

しかし、今まで様々な場所に旅した結果、自分で使うものは賃貸にして、投資用の物件を保有した方が良いと思うようになりました。

不動産は、少しずつ経年劣化していきます。設備が古くなるだけではなく、デザインや間取りも徐々に自分のニーズと合わなくなっていきます。ライフスタイルの変化もあります。

またリゾート物件の場合、自分が使用する頻度はあまり高くなく、所有してしまうと同じ場所ばかり行くことになってしまいます。これはあまり気が進みません。

今まで行ったことのない新しいリゾート地や、開業したばかりのホテルを色々探しては出かけてみたいと思うタイプです。

所有しないで利用するというポリシーは自宅に関しても同じです。以前住んでいた六本木の賃貸マンションはできてから10年以上が経過し、設備の劣化が目立つようになりました。

現在住んでいる物件も、入った時は新築でしたが、すでに4年が経過しました。もう少ししたら新築物件にまた引っ越すことを考えています。

自己使用物件は所有しないポリシーですが、その代わりに投資用賃貸物件を保有して、家賃収入を得ています。

入ってきた家賃から、自分の賃貸物件の家賃を支払う。都心の場合賃貸物件の方が自分が住むような物件より利回りが高いので、このやり方には経済合理性もあるのです。

今回も大きな別荘でリラックスする時間が取れましたが、次回はまた別のリゾート地の別の物件に行ってみようと思っています。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年5月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。