山口県阿武町の職員が、新型コロナウイルス対策関連の給付金として配られる予定だった4630万円を誤って町内の男性(24)ひとりに振り込みました。これが返還されず、この男性の所在が分からなくなっているとされていました。
16日に男性の代理人である弁護士が、山口市で記者会見を開きました。男性は入金された給付金を使い切ってしまっていて「現実的に返還が難しい」と述べています。
また、「現実的に返還が難しい」という弁護士の説明について、記者から「使い切ってしまったということか?」という質問が出てました。弁護士は「おおむね、その理解で正しいと思います」と答えています。
また、弁護士は、男性は所在不明ではなく、県警から任意の聴取をすでに2度受けたことも明らかにしています。
刑事的には詐欺や窃盗、横領などの罪に問われる可能性もありますが、橋下徹氏によると、半分返せば、執行猶予で残り半分は手元に置けるという事例もあるそうです。
返還は思っているほど簡単ではなさそうですし、仮に回収できずに男性が実刑を受けても、なんだかモヤモヤする事案です。あと、この男性、税金はどうするつもりなのでしょうか。
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これ以外の役所の対応を見ていると、じぶんのお金じゃなきゃどうでもいいという感覚が見え隠れしているようで気になります。
あいかわらず税金の使い方が杜撰です。
言われてみると、男性にはデメリットの方が大きそうですが、そういう計算ができる人はあまり多くないのかもしれません。
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【追記】山口県警は18日、誤給付と知りながら使ったとして、電子計算機使用詐欺の疑いで田口翔容疑者を逮捕しました。