東京都医師会は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを、季節性インフルエンザと同じ5類に近い「5類相当」に見直す案を発表しました。
「コロナを5類相当に」、東京都医師会が類型見直し提案:朝日新聞デジタル
東京都医師会は14日、感染症法上の新型コロナウイルスの扱いを「2類相当」から「5類相当」に引き下げ、入院や就業制限、健康観察の措置を不要とし、インフルエンザと同様の対処にすべきだという案をまとめ、公…
14日の会見で東京都医師会の尾崎治夫会長が発表した案では、保健所による健康観察や就業制限などもなくして、届け出と医療費の扱い以外は季節性インフルエンザ同様の対応とするものとなっています。
ようやくという感じですが、新型コロナウイルスをはやく5類にすべきだという声は、以前から多く見受けられていました。
医療界全体としてはどのような思惑が働いているのでしょうか。
6月13日の参議院決算委員会では、自民党の小野田紀美議員の「感染したと言っても周りに影響がない仕組み作りの方が余程、感染抑止になる」という発言がありました。野党からは小野田議員にヤジが飛んだそうです。14日の国会で岸田首相は「感染5類への変更は今は現実的でない。タイミングを見て。」と述べるにとどまりました。
現場で働いているお医者さんはみんなわかっているようです。
後藤厚労相が「マスク着用など対策緩和は現時点で現実的ではない」と述べましたが、その日の東京都の重症者はついに0人となりました。厚労省はこれからどのような動きをするつもりでしょうか。
それよりも、マスコミの報道が変わらないことには、その報道に影響されてまだまだ怖がる人が多いと思われます。
誰のことを考えているのか、もはや政府も専門家も混乱しているように見受けられます。学校で行動を強制されている子供たちと、病院・施設で諸々強制されている高齢者を早く解放してあげてほしいものです。