WHOのテドロス事務局長は、欧米を中心に感染拡大が続いている「サル痘」について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当すると宣言しました。
エラー|NHK NEWS WEB
サル痘とは、サルの天然痘のことで、牛痘ウイルス、天然痘ウイルスと同じポックスウイルス科のサル痘ウイルスが病原体になります。1958年にヨーロッパのサルから発見されました。症状は天然痘に似ていて、発熱し、顔や全身に発疹が出ます。今のところ天然痘ワクチン以外にはとくに有効な治療法はありません。
■
一般人からは、これは深刻だという意見が散見されます。
日本国内ではまだサル痘患者は報告されていません。
しかし、感染力は低く、過剰に怖がらないようにという指摘もあります。
警戒する必要はあるものの、過剰に警戒することは禁物だという指摘もあります。
WHOとしては最高度の警告を発しました。前回の宣言は、2020年1月の新型コロナに対してのものでしたが、各国に感染拡大防止の強化を促すものであって、強制力はありません。