日本人がこれ以上貧乏にならない方法はあるのか?

水の中に入れたカエルは、徐々に温度を高めていくと、変化を感じることができずお湯になって「茹でカエル」になるまで気が付かない。そんな話があります。

「茹でカエル」のように鈍感だった日本人も、いよいよ自分たちが貧乏になってきたことに気がついたようです。

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円安によって世界的に見た日本人の資産は大きく減少しています。今や1ドル=150円に近づいてきました。2011年のドル円の最高値は1ドル=75円ですから、ドルに対する円の価値は、約半分になったことになります。

ハワイに出かけた日本人が物価の高さに驚くのは、為替レートが大きく影響しています。

それだけではありません。インフレによる物価上昇も貨幣価値の下落に拍車をかけています。

日本ではまだそれほど大きな消費者物価上昇率になっていませんが、海外では2桁に迫るほどの年率の上昇です。エネルギー価格や農作物の価格上昇には、ロシアのウクライナ侵攻の影響もあります。

今後輸入品の価格が上昇し、それが国内物価に転嫁されてくる可能性も充分あり得ます。

円安とインフレによって、日本人はどんどん貧乏になっているのです。

その中で、一番影響受けているのは預金者と年金生活者です。

預金はインフレにより実質的価値がどんどん下がっています。また年金はインフレ率が上昇したとしてもすぐにはスライドしません。物価上昇が先行すれば、年金生活者の購買力は低下します。

このような状況は一時的なものではなく、今後長期間にわたり継続することが予想されます。とすれば何らかの手を打たなければ、さらに状況は悪化するばかりです。

今月から始まった資産設計実践会説明会&ワークショップでは、このような世界経済の大きな変化の中で、どのように自分の資産を守り増やしていくかの具体的な方法を伝授しています。

8年前から始まった講座ですが、受講生の数も年々増え 148名となりました。すでに講座の中で学んだ円安インフレを見越した具体的な戦略を実践することによって、大きな成果を上げています。

これ以上貧乏にならない方法を知りたい方は、こちらのページを読んで参加してみてください。対策を講じるのであれば早ければ早いほど効果的です。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年9月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。