混乱を招いたとして辞意を表明したイギリスのトラス首相の後任に、スナク元財務相(42)が選出されました。対立候補だったモーダント下院院内総務が撤退を表明しました。インド系であるスナク氏は、イギリス史上初めてのアジア系首相となります。
スナク氏は、2020年に39歳の若さで財務相に抜擢されました。投資銀行出身の金融財政のプロであり、金融市場はスナク氏を評価する向きもあります。しかし、自身の辞任がジョンソン元首相の退陣のきっかけになったため、党をまとめるのが難しいのではとも言われています。
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その若さやインド系、金融業界出身ということで、期待する向きも。
なにかと記録ずくめだそうです。
まったく新しい経歴の持ち主に期待の声もあがります。
党首が変わったからと言って、楽観論は危険だという見方も。
しかし、スナク氏はイギリス一般民の敵みたいなバックグラウンドがあるとの指摘も。
注目のジョンソン氏は不出馬でした。
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スナク氏は、イギリスを立て直す救世主となるのでしょうか。それとも、イギリス階級社会の新しい象徴となってしまうのでしょうか。