北海道の1日の新規陽性者が1万人超えで過去最大とニュースになっています。
検査・マスク・ワクチン推進でコロナ禍は終らないとずっと主張している筆者からすると当然の帰結です。北海道の感染状況を多角的に見ていきましょう。
北海道の感染状況 2022/11/18: 米国・英国との比較
- 北海道の新規陽性者は過去最大、人口当りで米国や英国最大値の半数超え
- 死者はそれ程出ていない
- ブースター(3〜5回目)接種を日本は馬鹿みたいに推進
グラフは横軸が2020年1月1日から2022年11月18日までの日ごとの時間推移です。縦軸がグラフの上から、100万人当りの新規陽性者数、死者数、100人当りのブースター(3〜5回目)接種数、100万人当りの全死因死者数です。北海道の新規陽性者数は過去最大となり、米国や英国の最大値の半分を超えてきました。まだ冬が始まったばかりの段階ですから米国や英国の感染者数を超えてくることは十分にあり得ます。
ちなみにイスラエルや韓国では1日の感染者が100万人中1万人になった、つまり1日で100人中1人が陽性者時判定された時期もあります。北海道は100万人中1500人だからそれに比べればまだ少なく、もっと多くなる可能性もあるということです。
2番目のグラフで死者は日本が多いとはいえ、1〜3人とそれ程大きな差とはなっていないことが分ります。また4番目のグラフで北海道は日ごと100万人当り30〜40人の全死因死者が常時出ており、尚更問題では無いことが分ります。
そして3番目のグラフブースター(3〜5回目)接種では、日本は馬鹿みたいに射っているということが分ります。ただし英国は9月頭以降、接種数を公表していないということに御注意下さい。
ブースター接種4回目・5回目と新規陽性者の波との相関
- 季節的な要因で感染の新たな波、加えて接種が影響してないか
- 接種の波は若者の4回目接種と、5回目の接種を併せたもの
グラフは横軸が2022年1月1日から2022年11月18日までの時間推移で、縦軸は朱色が新規陽性者数となっています。新規陽性者は 1日だけ見ればデータ上では1万を超えていますが、本グラフは7日平均ですので、8千付近となっています。
青色が上から新規接種数、新規4回目接種数、新規5回目接種数となっています。1番目のグラフ、北海道から寒くなってきますので、季節的な要因で感染の新たな波が作られているのでしょう。加えて接種の波が新たな感染の波を作っているようにも見えます。
この接種の波は、2番目と3番目のグラフから 4回目の後の方の山、つまり若者の接種の山と、5回目を重ね併せたものから作られています(僅かですが 1回目〜3回目の接種数も加算されています)。
今後も北海道の動きやその動きを他の都府県が追随していくのか注視していきたいと思います。