クラシックカーに乗るのは地球環境を悪化させる悪いこと?

MariuszBlach/iStock

コッパディ東京というクラシックカーのツーリングラリーのスタート会場に朝から出かけてきました(写真をブログで見る)。

100台以上のクラシックカーが勢ぞろいして、汐留から東京の街を走るイベントです。エントリーしているこんな車がゲートから次々と出て行く光景は、車好きには興奮ものでした。

あいにくの雨模様で、クラシックカーにとっては過酷な環境でしたが、写真でしか見たことのない珍しい車が、実際に走っているところを見て、寒い中時間を忘れて見入ってしまい、後から風邪を引きそうです(笑)。

クラシックカーファンにとってはたまらないイベントですが、一般の人から見ればガソリンの匂いと大音量のエンジン音で、時代に逆行しているように見えることでしょう。

実際イベント当日には、周辺住民から騒音や排気ガスの苦情が入ることも多いようです。

地球温暖化を防止するためにガソリン車から電気自動車へのシフトは、これから急速に進むことは間違えありません。

蒸気機関車が電車に変わっていったように、ガソリン自動車は過去のものとして徐々に消えていく運命にあります。

クラシックカーにガソリンを入れて街を走る。そんな当たり前の楽しみも、いずれ簡単にはできなくなってしまうかもしれません。

クラシックカーには扱いにくいところがあって、エンジン音もダイレクトに体感できる面白味があります。車と言うより馬に乗っているような不思議な魅力を感じさせてくれます。

私も1964年のクラシックカーを所有しています。見る側ではなく乗る側で参加する。来年の目標が1つできました。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年11月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。