ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、21日にアメリカ・ワシントンを訪れました。ホワイトハウスではジョー・バイデン米大統領と会談しました。
ゼレンスキー大統領にとっては、ロシアの軍事侵攻以降、初めての外国訪問となります。
■
その後の記者会見では、バイデン大統領はウクライナの支援を継続することを述べ、ゼレンスキー大統領はアメリカの支援に感謝を表しました。
この会見が意味深長にも取れるという見方も。
ゼレンスキー大統領は、バイデン大統領にウクライナ兵からの賞を贈呈するというパフォーマンス。「彼(ウクライナ兵)はバイデン大統領に賞を渡すよう私に頼んだ。彼はとても勇敢で、とても勇敢な大統領に渡してくれと言った」
ウクライナに「パトリオット」含む18.5億ドルの追加軍事支援を約束しました。
ゼレンスキー大統領は激戦の最前線のバフムトに立ち寄ってからアメリカに向かいました。
アメリカも悩ましい選択を迫られているのかもしれません。
このタイミングのゼレンスキー大統領緊急訪米の背景にはウクライナ情勢がひっ迫してきているという見方と。
ウクライナ国内でのゼレンスキー大統領の基盤が安定してきたことから外遊に踏み切ったという見方などがあります。
いずれにせよ、このタイミングでの訪米はさまざまな憶測を呼んでいます。