インフレ時代の「正しい投資」の選択方法

2022年12月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で4.0%上昇しました。これは、1981年12月以来41年ぶりの高い上昇率です。

これからも、電気料金の引き上げなど物価上昇要因は増えており、日本もいよいよ他の先進国と同じようにインフレ基調に転換しつつあるようです。

インフレとは貨幣価値の下落です。インフレが続けば、預貯金や給与所得は、名目上は変わらなくても実質的に目減りしていくことになります。

物価が10%上昇すれば、100万円の資産は実質90万円になり、30万円の給料は実質27万円になるということです。

賃金の引き上げに動く企業も出てきていますが、多くの会社はインフレに応じた賃金アップができない状況です。

とすると、自分が働くのではなく、お金に働いてもらうしかありません。

資産運用のセミナーに参加する人が最近増えているのは、このような環境変化を反映しているのかもしれません。

しかし、資産を増やそうと投資を始めても、正しい方法でやらなければ、むしろ資産を減らしてしまうことになりかねません。

正しい方法とは、リスクコントロールを行いながら着実に資産を増やしていくやり方です。

正しい方法を見分けるのは簡単ではありませんが、その1つの判断材料が、「自分がやっているか」です。

セミナー、書籍、ユーチューブなど様々な情報収集方法がありますが、講師や著者が自分でやっていないのに人に教えるのであれば、それは疑ってかかった方が良いと思います。

本当に良い方法であれば、当然自分自身もやっているはずだからです。

手前味噌になりますが、資産デザイン研究所では私自身が「人体実験」を実際に行い、良いと思った投資方法を皆様に情報提供しています。

来月も2月15日開催のこちらのセミナーで失敗しにくい不動産投資の具体的な方法をお伝えする予定です。

再現性のある投資方法を学び、お金の不安を1日も早く解消してください。

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編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年1月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。