自分自身ではコントロールできない「自分の人生」

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来週の大腸内視鏡検査を控え、食事制限が始まりました。今朝の朝食はコンビニで買ったメロンパンとコーヒーです。

毎日就寝前に下剤を飲みはじめ、検査当日まで消化の良いパン、うどん、お粥などを中心とした食生活にします。食物繊維が入った野菜や、脂肪の多い肉などは控えます。もちろん、お酒は厳禁です。

また、検査前日からは検査食を食べ、夜から水分を大量に摂取します。当日の朝も2リットル近い特別な薬が入った水を飲み、クリニックに出かけなければなりません。

検査当日は全身麻酔であっという間に終わってしまいます。内視鏡検査で大変なのは、数日前からの事前の準備です。

毎年年初に予約して受けている今までの検査では、大腸ポリープが見つかってはいるものの、その場で切除してもらっています。幸い深刻な消化器系の病気は見つかっていません。

しかし、最近同世代の友人が何人か立て続けに食道癌になったという話を聞いて、自分にもリスクが高まってきたことをリアルに感じ始めました。

自分の食生活や飲酒習慣を鑑みれば、いつ病気になってもおかしくないと覚悟しています。

病気にならない予防対策を講じるのも、もちろん大切です。

でも、病気は自分では完全にコントロールできません。いずれなることを前提に、いかに早く発見し対処するかという考え方も重要です。

エラーのない仕事を心がけても、自分では防止できないミスが発生する可能性があるのと同じことです。エラーを防止するだけではなく、万が一発生したときの迅速な初動が、その後の結果を大きく変えるのです。

胃カメラや大腸内視鏡検査を受けたことがないという同世代の人もいます。私は50代を超えたら、信頼できるクリニックで定期的に検査を受けるべきだと思います。バリウムや便検査では、発見が遅れ、手遅れになるリスクがあります。

という訳で、これから一年ぶりに新橋の名店に素うどんのランチを食べに行ってきます。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年1月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。