関東など全国各地で相次いだ強盗事件で、指示役「ルフィ」は、フィリピンの入管施設に収容されながら、日本にいる実行役に強盗を指示していたのことです。ここに収容されている人物は、警視庁が特殊詐欺に関わった疑いですでに逮捕状を取っている渡邉優樹容疑者(38)と小島智信容疑者(45)、藤田聖也容疑者(38)、今村磨人容疑者(38)の4人です。
徐々に犯罪の全容が明らかになりつつあります。
「ルフィ」らは35億円にのぼる特殊詐欺事件に関わったことも明らかになってきました。現在までに70人以上が検挙され、渡邉容疑者はグループの首謀者と見られています。
すでに逮捕されている実行役は、「警察に話すとルフィに粛清される」と供述しています。
「ルフィ」ら指示役は、施設内から秘匿性の高い通信アプリで日本の実行役に命令を出していました。また、特殊詐欺の過程で作成した富裕高齢者リストを強盗にも使っていたようです。
収容所内の住人の証言によると、「ルフィ」はかなり「ぶっ飛んで」いたようです。
フィリピンの収容所は、自国に強制送還されると重罪とみなされる収容者が、現地の協力者に虚偽の告訴をさせて「容疑者」となり、送還を先送りさせているそうです。収容所内の汚職は日常茶飯事で、「ルフィ」らは快適な生活を送っていました。
一方、フィリピン側は、2月上旬にマルコス大統領の訪日前に4人の送還を実現できればと考えているようです。
また、思わぬところに飛び火しています。こちらも、当事者の過去の行動に対してさまざまな議論が起こっています。
https://twitter.com/takigare3/status/1620050021206102017