金沢はメジャーなのに、富山はなぜマイナーなのか?

北陸新幹線に乗って富山までやってきました。と言っても、今回の目的地は富山ではなく、更にバスを乗り継いで向かう奥飛騨温泉です。

奥飛騨に温泉旅館の売り物件があり、個人投資家のグループで投資するかどうかの判断をするための視察が目的です。

東京からのアクセスは決して良くありませんが、日本の風情がたっぷりなので、外国人の長期滞在者には人気です。

近くには高山や合掌造りで有名な白川郷などの観光地もあり、これから更に観光需要で盛り上がりそうです。

北陸エリアに来るといつも思うのは、知名度が高くメジャーな金沢と比べた富山の存在感の薄さです(涙)。

富山にはお気に入りのお鮨のお店があって、定期的に来ています。白エビや寒ぶりなどの海の幸もあり、氷見にはセイズファームのような素晴らしいワイナリーもあります。また、三郎丸のウイスキーもよく知られています。

コンパクトな街で、住みやすそうですが、観光客はそれほど多いようには見えません。

そんな金沢に比べ、今一つパッとしない富山ですが、個人的には、かなり気に入っています。

金沢には兼六園、武家屋敷、21世紀美術館などがあって、観光地としての魅力に溢れています。

金沢が一般ウケするのに対し、富山はマニアックな人たちに愛されるという違いがあるのでしょうか?

それ以前に、金沢は加賀百万石の歴史から、華やかな雰囲気があって、観光客を惹きつけるというのもあるのだと思います。

今回は、富山の滞在時間が、夕食でお邪魔する数時間しかありませんが、またゆっくり海の幸を味わいに来てみたいと思います。

Sean Pavone/istock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年4月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。