歯列矯正するならカレーを我慢しなさい

昨年末から歯列矯正を始めました。美容のためというより、将来の歯の健康を考えての決断です。

本来であればもっと若い時にやっておくべきでしたが、「今が一番若い」とポジティブに考え、まず上顎だけリアル人体実験してみることにしました。

まず歯の裏側にワイヤーを入れて、内側に入り込んだ歯並びを外に出していきます。ワイヤーの強度を少しずつ強めて、歯が広がったところで、今度は歯の外側にワイヤーを入れました。

この外側のワイヤーは、透明なのであまり目立ちませんが、日常生活にはいろいろと制約があって、意外に面倒です。

まず、食事をすると食べ物がワイヤーの周りに引っかかります。専用の小さな歯ブラシで毎回、丁寧に歯とワイヤーの間の掃除をしなければなりません。

また、ワイヤーを固定する金具が唇の裏に当たり、口内炎の原因になります。そこでプラスティックのワックスでカバーするのですが、これも毎回取り外しに手間がかかります。

そして、何よりショックだったのは、カレーを食べるとワイヤーと金具に黄色く着色してしまうので、歯列矯正中は食べない方が良いというアドバイスでした。

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コーヒーやワインは、着色してもブラッシングで消えるようですが、なぜかカレーは色が抜けないからだそうです。

ご存知の通り、私の最も好きな食べ物がカレーです。週一回は食べたいと思っている位ですが、しばらく封印しなければならなくなりました。

ワイヤーは3週間ごとに交換するようなので、その直前にカレーを食べるしかありません。あるいは、どうしても食べたい場合は、タイのグリーンカレーなら大丈夫だそうです。

歯列矯正するならカレーを我慢しなければならない。自分でやってみて初めて知った衝撃の事実でした。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年4月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。