自民党安倍派 会長も決められない15人の「集団指導体制」

自民党安倍派の新体制がやっと決まりました。安倍元首相の死後1年以上たっても会長が決められず、常任幹事会は15人で構成。「5人組」と呼ばれる有力議員のランクも、他の議員と同じです。

派閥は自民党内では「村」と呼ばれていますが、まさに村の寄り合いのような光景です。

ただ誰を村八分にするかは決まったようです。注目されたのは、会長代理で「次期会長」を自認していた下村博文氏が、この15人にも選ばれなかったこと。

総勢100人の安倍派に指導部が15人もいて、ものが決められるんでしょうか。船頭多くして船山に登るといいますが、不安な船出です。

全員が納得するまで決めないのが寄り合いのルールですが、そんなやり方ではトリチウムの海洋放出ひとつにも10年かかってしまいます。「安倍一強」といわれた安倍政権がなつかしい。