企業は物価高を背景に過去最高益を叩き出していますが、2022年度の労働分配率は2年連続で低下しているそうです。
給与は上昇していますがインフレが進む中で実質賃金の伸びは依然としてマイナスとなっています。
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企業の経常利益は13.5%増と過去最高ですが人件費の伸びは3.8%にとどまっています。
この傾向はしばらく前から続いています。
高い賃金と雇用の安定はトレードオフです。日本で今までそうなってこなかった矛盾が噴出してきています。
日本企業の給与が上がらなかった理由は経営者だけでなく従業員も望んできたものです。
世界的は成長し続けていますがなぜ日本だけが未来がなくなってしまったのでしょうか。
われわれは労働分配率に拘っているうちに世界から取り残されたのかもしれません。
正社員の話ばかりしている間に現場を支える人材は急速にいなくなっていきます。
もう時間は残されていないのかもしれません。