停戦が成立していたと思われていたナゴルノ=カラバフ紛争でしたが、現地では混乱が続いています。係争地ナゴルノ=カラバフにおける燃料の爆発により戦闘以外での死者が発生してしまっています。
アゼルバイジャンに武力攻撃されたナゴルノ=カラバフのアルメニア系勢力は戦闘開始早々に降伏を表明していました。
アルメニアがナゴルノ=カラバフ問題で譲歩する意向を示した矢先の武力行使でした。
アルメニアはロシアと近しい関係にありました。しかし、今回の紛争でロシアが不介入を姿勢を取ったことで、二国間関係は険悪なものになっています。
ロシアに見捨てられたという認識によりアルメニアはロシア寄りの姿勢を転換しようとしています。
しかし、ロシアとしても紛争が始まる直前に敵対関係にある米国と軍事演習をしていた国を助けようとは思いません。
中央アジアの混乱は、同地域におけるロシアの権威が失墜したことを示すのでしょうか?
バイデン政権は高官をアルメニアに派遣して同国との連帯を示しています。
アルメニアのエレバンにて。
この国と地域にとって重要な時期に、私はアルメニアに対する米国の強力な支援とパートナーシップを再確認し、ナゴルノ・カラバフの人道危機の影響を受けている人々と直接話すためにここにいます。-サマンサ・パワー米国国際開発庁長官
今回の戦争の終着点はどこでしょうか?
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