国民の祝日は極力減らして欲しい

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私の生活パターンは、平日も休日もあまり変わりません。セミナーや講演の仕事も多く、むしろ休日に仕事をすることの方が多いくらいです。

なので、個人的には祝日だろうがなかろうが気にならないのですが、祝日になるといろいろ面倒なことが色々起こります。

まず一斉に休みになり、外出する人が多いせいで繁華街や観光地が混雑します。普段は並ばずに入ることができる飲食店も大行列になっていて、入店を断念することもあります。

電車や道路も混んでおり、駐車場に車を入れるのも大変です。

また、区役所や法務局等の公的機関が休みになるのも不便です。登記簿謄本や法人の印鑑証明等の書類の取得ができないからです。

銀行も休日モードになり、ATMが使えなくなる中小金融機関もあります。手数料がかかる場合も出てきます。

更に、投資家としては証券取引所で取引が行われないのも困ったことです。

昨日のように中央銀行の大きな政策変更があった翌日のマーケットが閉鎖されると、金融政策の影響を見極める情報が減ってしまいます。

祝日を減らせという意見をすると、休みが取れないという反論があるかもしれません。

そんな、未だに昭和しているブラック企業の社員が困るというなら、政府が休日の取得義務を課せば良い話です。

祝日のように日付を固定しないで休暇を義務付けた方が、むしろ休みが分散して、お互いにメリットもあります。

という訳で国民の祝日は極力減らしてほしいというのが私の願いです。これは一人暮らしの自由業の人間の単なるわがままでしょうか?


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年3月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。