江崎グリコの物流センターでシステム障害が発生し、「プッチンプリン」「カフェオーレ」といった主力商品の出荷停止が続いています。障害は基幹システム切り替えに関連し、対応にコストと時間を要しています。古い基幹システムの更新や人材不足が企業のERPに甚大な悪影響を与える可能性が高まっています。投資額は340億円で、稼働開始は予定通りでしたが、過去に稼働時期を延期しています。
ERP(Enterprise Resource Planning)とは、企業のさまざまな業務プロセスを統合的に管理するためのソフトウェアシステムのことです。具体的には、調達、製造、販売、在庫管理、会計などの業務を一元化し、リアルタイムで情報を共有・管理することを目的としています。
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原因は基幹システムの独SAPの「SAP S/4HANA」への切り替えに伴うトラブルだそうです。
https://twitter.com/myk0119/status/1781671841289085236
ドイツの企業のSAPが開発したERPシステムで、大企業や製造業を中心に多くの企業に導入されています。
この基幹システム切り替えは、デロイトトーマツコンサルティングが主幹ベンダーとして担当したことがダイヤモンド編集部の取材によって判明しました。
犯人探しが始まっていますが、そんなに単純な話でもないようです。
これはSAPの独占・・・もといビジネスモデルなのでしょうか。
SAPの重要性が誰の目にも明らかになりました。他の選択肢はないのでしょうか。
とにかく、経営陣がICTに疎いと大惨事になる時代になったということかもしれません。