空自はF-15Jの約半分を今後も近代化して使う予定です。ですが、それならばボーイングに頼むのではなく、他のメーカーに頼むほうがいいのではないでしょうか。
米国企業はどこでも強欲資本主義の傾向がありますが、特にボーイングはひどい状態です。次世代の戦闘機は作れず、空中給油機や練習機、旅客機でもトラブル続出で、開発費は高騰しています。それはボーイングに熟練した設計者は技術者が殆どおらず、システム統合をする能力がオチているからです。
であれば、F-15の近代化は別な企業に頼むべきではないでしょうか。例えばBAEシステムズ、ロッキード・マーティン、ノースロップ・グラマン、レオナルド、シンガポール・生ティック、IAI、エルビットなどが挙げられるでしょう。
その戦闘機の製造メーカー以外のサードパーティが近代化を担当する例は多々あります。特に有名なのがイスラエル企業です。特にイスラエルはF-15の運用実績が長いのでよろしいのではないでしょうか。
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European Security & Defenceに以下の記事を寄稿しました。
JASDF trialling robotic dogs as its first foray into the UGV domain
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
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月刊軍事研究4月号に陸自の18式防弾ベストに関する記事を寄稿しました。
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
編集部より:この記事は、軍事ジャーナリスト、清谷信一氏のブログ 2024年4月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、清谷信一公式ブログ「清谷防衛経済研究所」をご覧ください。