トランプ前大統領は地元ニューヨーク州にて業務文書を偽造し、2016年大統領選の結果を左右する可能性があった情報(ポルノ女優との不倫疑惑)を有権者から隠したとして罪に問われていました。
陪審員たちは裁判での弁護側、検察側双方の主張に基づいて審議を行った後、評決を出し、トランプ氏が34件の罪状全てで有罪であるという判断を下しました。
速報:ドナルド・トランプはマンハッタンの裁判で34件の罪状すべてで有罪となり、重罪犯となった初の元大統領となった。
刑事事件で大統領経験者、有力な大統領候補者に対して有罪判決が出されるのは米国史上初めてです。
有罪判決が出るために陪審員の全会一致の賛成が必要で、それが得られなかった場合トランプ氏が無罪となることもあり得ました。しかし、12名の陪審員たちはトランプ氏に非があると判断しました。
今回の有罪評決がどれほど重い量刑とつながるのかは裁判官が決めることになります。
トランプ氏はマンハッタン地裁の評決が、極めて「政治的」であり、自分が被害者であることを主張しています。
この極めて政治的で、憲法に反し、選挙に干渉する魔女狩りによって、私の公民権は完全に侵害されました。私たちの破綻国家は世界中で笑われています。
トランプ氏の親族や支持者も今回の有罪評決が民主党による選挙干渉だと批判しています。
すべての罪で有罪。民主党はアメリカを第三世界の糞穴に変えようとする長年の試みに成功した。11月5日がアメリカを救う最後のチャンスだ。
この決定は法の支配と我が国の憲法に対する侮辱です。 民主党は、ソロスが資金提供している検察官とバイデンに寄付した裁判官の助けを借りて、「トランプを追い詰める」ために重罪をでっち上げ、この結果を得るために事件全体を操作した。 これは正義ではなく、選挙への干渉だ。
米国の司法制度はオワコンであると指摘するコメンテーターも。
第三世界を輸入し、第三世界になる。それが今見たものだ。これでトランプを止めることはできない。先に殺されなければ選挙に勝つだろう。しかし、これは世界で最も公正な司法制度の終焉を意味する。この判決を擁護する者は、あなたとあなたの家族にとって危険だ。
陪審員の中には過去にトランプ氏の「人格否定」を行う人も含まれており、公判前から裁判が正当性が問われていました。しかし、1980年代から今までセレブタレント、そして時には大統領としてメディアの寵児であり続けたトランプ氏に対して「中立的」な見解も持っている人は皆無に等しいのではないでしょうか?
量刑はトランプ氏が正式な共和党大統領候補者として指名される予定である共和党党大会の4日前に言い渡される予定です。トランプ氏は有罪判決後に、控訴をすることは確実で、法廷闘争はまだまだ続きます。