出生率0.99の東京都、マッチングアプリ事業は税金の浪費で終わるのか?

東京都が少子化対策として独自のマッチングアプリを今夏に実用化予定です。信頼性を高めるため、独身証明や収入証明の提出が義務付けられ、登録には顔写真付き本人確認書と事前面談が必要です。犯罪や虚偽記載防止のための厳格な登録基準が設けられ、都は安心して利用できる婚活支援を目指しています。

かつて少子化による日本の消滅を憂いていたイーロンマスクは好感しています。

日本政府がこの問題の重要性を認識していることを嬉しく思う。抜本的な対策を取らなければ、日本(そして他の多くの国)は消滅してしまうだろう!

参照:出生率1.20と史上最低 このままでは日本は消滅する? アゴラ

アプリは身長、学歴、仕事内容、所得など15項目の個人情報も事前に入力します。結婚の専門家からも評価はあまり芳しくありません。

しかも最初から物言いがつきそうな案件です。予算は2023年度約2億円、2024年度約3億円が計上されています。

小池百合子東京都知事インスタグラムより

東京都への若い女性の地方からの流出が少子化を加速させているようです。

効果は未知数ですが役所からするとバラマキにはとってうってつけの案件なのかもしれません。

東京の居住は高コストなので抜本的な対策は取ったほうがいいのかもしれませんが、結局は業者への利益誘導にならないか心配です。

東京都は国のブライダル補助金を笑えなくなりました。

参照:自民・森まさこ議員「ブライダル補助金」の順調な進捗状況の報告が大炎上 アゴラ
参照:「ブライダル補助金」がブライダルの補助金ですらなかったことに驚愕の声 アゴラ

マッチングアプリにも人によって向き不向きがあるようです。

それでもマッチングアプリには根気が必要です。

東京にいるとだれにもチャンスがあるのではないかと勘違いしてしまいがちです。

大都会に住むわれわれは「足るを知る」という言葉を忘れてしまったのでしょうか。

今回のマッチングアプリ事業も業者だけが潤って将来の負担増となってわれわれに返ってくるだけで終わりそうです。